3連休の中日(1/10)、午前中に用事があり千葉に行きました。
用事終了後、まっすぐ帰るのも勿体なかったたで
菊池建設の松戸展示場に寄ってきました。現在、
松戸展示場モデル施工現場見学を行っています。
このモデルハウスは、すごく細かい仕事をしていますよ。
玄関入って目の前に見える柱、下に石が敷いてあります。
これは「光付(ひかりつけ)」という手法で作成されています。具体的には、柱の下の石を削るのでは無く、石の曲線に合わせて職人が柱をノミで少しづつ削って調整して合わせています。大変今季のいる作業になるんですよ。
玄関の壁は竹の細工が施されています。通常は竹の本数を同じにするところですが、3本、2本と交互にする細かい演出がされています。ちょっとしたポイントですよね。
建設中で養生されていますが、鶯張りの廊下も設置されています。なお、この鶯張りは
西園寺公望別 興津座漁荘とは違う手法で響きが違うそうです。
また、よく見ると神代欅が使用されている様です。養生されている箇所の黒い木がそれになります。養生が外れた跡が楽しみですね。
なお神代木とは、太古から土に埋まっていた木のことを言います。そこから、「神の時代の木」、「神に変わった木」ということから神代木と言われているそうです。端材だけでも欲しいですよ。
茶室になる部屋の欄間には、蝶があしらってありました。
また、軒下の化粧垂木が室内と室外で違うんですよ。室内は丸木ですが、屋外では竹になっています。下記が室内の垂木になります。
屋外は竹に変わっています。また、
木舞(こまい)と垂木を止めている紐が互い違いになっている所も遊び心がありますよね。
また、壁には下記の様な細工もされていました。ここまで凝って作っていますので、おそらく接着では無いとは思います。どうなっているんでしょう?!
1階の屋根は、銅板の一文字葺きとお話を伺いました。ご存知の通り銅板は緑青が発生しますが、この緑青が銅板の表面を覆い他の金属の様にサビを中まで侵食することを防ぎます。神社仏閣で屋根が緑色なのは、緑青の色になります。
他にも色々とあると思います。詳しくは、現地に行って見て下さい。
我が家の参考になるかと思って見に行きましたが、あまりに凄すぎました。
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